
HBC北海道放送株式会社は、2025年8月25日付のプレスリリースで、苫小牧ラジオ局(801kHz)からのAM放送の送信を、2025年12月1日(月)をもって終了し、同ラジオ局を廃局する方針を明らかにしました。
上の写真は高丘にある北海道放送(HBC) の苫小牧ラジオ中継局です。

AM放送終了と代替の聴取方法
苫小牧ラジオ局は1985年に開設され、約40年にわたり地域のリスナーに中波(AM放送)を届けてきました。長年親しまれてきた801kHzの放送が終了することは、一つの時代の区切りとなりますが、HBCラジオの番組はもちろん今後も引き続き聴取可能です。
1. 他のAMラジオ局を受信する
現在苫小牧AMラジオ局を受信していた地域では、遠方の局を受信することになります。
・室蘭AMラジオ局(864kHz)
・札幌AMラジオ局(1287kHz)
受信環境によっては音質が安定しない場合もありますので、昼間や夜間の受信状況をご確認ください。
2. ワイドFM(FM補完放送)を利用する
AM放送の難聴対策として導入されているワイドFMは、FMラジオの周波数帯でAM番組をクリアに聴くことができるサービスです。
・HBCラジオ ワイドFM周波数:91.5MHz
HBC北海道放送によると、このワイドFM放送は苫小牧の市街地でも良好に受信できているとのことです。音質が良くノイズに強いため、ワイドFM対応のラジオ機器での聴取を推奨します。
3. インターネットラジオ「radiko」を利用する
パソコンやスマートフォンで、インターネットラジオサービス「radiko(ラジコ)」を利用する方法です。無料でクリアな音声が楽しめるほか、有料機能(エリアフリー)を使えば全国の放送も聴取可能です。さらに、過去一週間の番組を聴ける「タイムフリー」機能も便利です。インターネット環境が必要ですが、時間や場所を選ばずにラジオを楽しむことができます。

残念ながら筆者のカーラジオはワイドFMに対応していないので、801kHzで聴取できるのは12月1日(月)が最後となりそうです。。
長年慣れ親しんだAM放送の終了は寂しいことですが、地域の重要な情報源であるラジオを、今後も変わらず楽しんでいきましょう。

