
2025年7月30日(水)9時40分、突然スマートフォンから緊急速報の通知が流れ、津波警報の発表にとても驚きましたね。
その後10時6分にはふたたび緊急速報が流れ、国道36号線より南側の区域に避難指示が発令されました。
実際に体感した身としては、最初の速報の通知ではそこまで自分ごととして受け止めきれていない中で再度の通知が流れた時点で、本格的に周囲の動きも変わったような印象でした。
徐々に南側の高台へ進もうとする車両で渋滞が発生し、そこからさまざまな情報が発信されるようになりました。

情報収集のためにアクセスしたと思われる苫小牧市のホームページは繋がりづらい状況となり、公式LINEの登録やコミュニティラジオでの情報収集を昨日の記事でもご案内しましたが、避難場所が開設されたタイミングでは自宅で保存していた防災ハンドブックが役に立ちました。
避難が長時間になった場合はスマートフォンなどのバッテリーも気掛かりになりますよね。また、インターネットが繋がらなくなった場合の対策も練っておく必要があると改めて認識しました。

身近な暮らしに直結する情報をネット環境がなくても入手するために、ラジオも活用してみました。

次々と状況が変わっていく中で、正しい情報を迅速に届けてくれる地域のラジオ。
テレビなどで発信されていた津波の到着時刻や高さだけでなく、避難所や皆さんが避難したスポットのリアルな様子を緊急放送に切り替えて、警報が注意報へ変わるまでずっと発信し続けてくれました。
2年前の今頃は、まだ苫小牧にラジオ局がなかったことを考えると、ラジオがあることをのありがたみを改めて感じられる機会となりました。
そして、今日まさに最終日をむかえるFMとまこまいのクラウドファンディング。
今回のような災害にも直結するシステム構築が目的です。
「緊急割込システム」という新しい機器を導入することで、ワンタッチで災害情報に切り替えられる体制を整えることができるシステムを導入し、今以上に多くの市民に役立つ情報を素早く届けるためのシステム。
過去の記事に内容の詳細や支援方法が書かれていますので、ぜひ今一度チェックしてみてください。

また、防災訓練の情報も苫小牧市から以前案内されており、こちらの宿泊訓練参加の締切も7月31日(木)となっています。
今回は、青翔中学校のエリアにお住まいの方が対象とのことですので、対象の方で興味のある方は参加してみてはいかがでしょうか。
7月31日(木)以降も注視していきたい今回の災害。意識を高める行動、身近なところから考えてみてはいかがでしょうか。