前市長である岩倉博文氏が体調不良により任期途中で辞職したことに伴い、2024年12月8日(日)に投開票が行われた苫小牧市長選。
2名の新人候補者で争われた市長選挙。結果をリアルに感じるべく、開票場所となった苫小牧市総合体育館の様子を含めてレポートしていきます。
市長選挙をお知らせした以前の記事もあわせてご覧ください。
午後8時に投票時間の終了後、投票箱が総合体育館に続々と集まってきました。
そして投票箱に施錠の状態などを確認してから、3箇所に分かれて21時頃から開票がスタートしました!
人力で分けられた表は、次に「読取分類機」にかけられます。
作業が進められながら会場内にアナウンスがあったのが、今回の市長選の投票率です。
前回の33.99%に次いで2番目に低い投票率「38.7%」だったそうです。
この投票率の低さは、苫小牧市民の今後の選挙の課題にもなるのではないでしょうか。
その後、また人の手でチェックが入り、程なくして初回の各得票数の速報が22時頃に入りました。
この時点では両者に得票数の差はありませんでした。
22時を過ぎる頃には最終の集計機の作業のみになり、ステージの上に票が積まれていきます。
そしてこの票が徐々に金澤候補が多く積まれていく様子が見られました。
22時30分には2度目の速報のアナウンスがあり、得票数は両候補ともに15,000票でした。
この頃すでにニュースでは金澤氏に当確の一報が入りましたね。
最終のアナウンスは23時。最終の得票数は
金澤氏 28,879票
田村氏 24,925票
となり、金澤氏が苫小牧市長に決定しました。
有権者140,247名のうち、投票者が54,282名に対し棄権者が85,965名と投票に行かなかった方が6割以上という結果になりました。
苫小牧市だけの問題ではありませんが、低投票率への対策も課題になっていきそうだなと実際に開票を見守っていて感じるところがありました。
今後、金澤市長がどのような施策で街づくりを進めいくのか、市民一人ひとりが高い関心を持っていきたいところですね。