
今回はいつもと趣向を変えて「懐かしい写真」シリーズ。
ご紹介するのは苫小牧市民にとって“ちょっと特別な日”に訪れた思い出が詰まっている、「ホテルニュー王子」です。
(株)ホテルニュー王子さんのご協力のもと、当時の貴重なお写真や資料をご提供いただきながら、その歩みを振り返ります。今回は表町4丁目の「グランドホテルニュー王子」開業前までの歴史を【前編】としてお届けします。
■ 1963年:「ホテルトマコマイ」誕生!

ホテルの歴史は、1963年4月に表町2丁目に開業した「ホテルトマコマイ」から始まりました。
この建物は「王子不動産第一ビル」ですね。60年以上にわたり、苫小牧の発展とともにこの街を見守ってきた存在ですが、現在解体作業を行なっています。
この時期は、苫小牧西港に「港湾法による重要港湾の指定・第1船が入港」した時期と重なります。

北東側からみたホテルトマコマイの様子。「コカコーラ」の看板は、この頃からすでにあるんですね。
■ 1973年:「ホテルニュー王子」として新たなスタート!
1973年9月、ホテルトマコマイの東隣に新たなホテル「トマコマイホテルニュー王子」がオープン。
幅広いニーズに応える本格的なホテルへと進化しました。

赤レンガ風の外壁とガラス張りの上層階が印象的。都会的なデザインですね。
■ 1979年:増築によりさらなる進化

1979年9月・増築後の外観です。
同じ角度から見比べると、建物の右側が増築されているのがわかります。増築部分の継ぎ目も写真でわかりますね。
■ 昭和のホテル内部をご紹介♪
ホテル内部の写真も見せてもらうことでできました!時代が前後するかもしれませんが、ご家族にも見せていただき思い出を語り合ってみてください。

ロビーの様子。プラザホテル時代のものです。赤い絨毯に立派な花瓶が飾られた、落ち着いた空間。2階部分に見える「王子史料館」もとても気になります。

最上階レストラン「ロレーヌ」。眺望が最高の空間です。特別な日に訪れた方もいるのでは?
窓の外には、あの「コカ・コーラ」の大看板も見えています!

こちらも最上階「スカイラウンジ プラウ」の様子。照明の雰囲気がロマンチックで、ちょっと背伸びしたデートなどにもぴったりの場所でしたね。
■ 人気だった“ホテルイベント”

「わっしょい!! 中華食べ放題」なんて、今あったら行列必至! 港まつりにちなんだイベントだったのでしょうか。たくさんの市民に親しまれていたそうですよ。
💌あなたの“ホテルニュー王子の思い出”を募集しています!
「初めて家族で泊まった日」
「成人式のあとの同窓会」
「港まつりの日のディナー」など…
みなさんの記憶のなかにある“ホテルニュー王子”のエピソード、ぜひ教えてください♪
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次回【後編】では、1999年に誕生した現在の「グランドホテルニュー王子」について、建設当時の写真や裏話を交えながらご紹介します。平成・令和へと続くホテルのあゆみを、どうぞお楽しみに!