第70回とまこまい港まつり。
2日目となった8月2日(土)は、お祭りの目玉のひとつ、「とまみん苫小牧百年花火」を追いかけてみました。

今年は駐車場が1ヶ所に絞られ、そこからシャトルバスが発着するシステムに変わりました。
14時からシャトルバスが運行すると聞き、駐車場まで行った際にはまだ混雑しておらず、余裕を持ってシャトルバスに乗り込むことができる状況でした。
臨時駐車場の空き状況は、百年花火の公式HPでリアルタイムに確認できるしくみがとても便利でした。

こちらは毎年のことになりますが、汐見通りを中心に花火会場周辺の道路に交通規制がかかりました。

会場では、17時台には一般席が埋まりつつありましたが、少し雨足が強くなっていた時間もあり傘をさしながらも楽しみに打ち上げを待っている市民の方々が見られました。

今年はキッチンカーなどのフードのエリアが西側、出入り口側、東側一般観覧席側に分かれて配置されていました。それぞれの観覧エリアの近くに飲食ブースがあり利用しやすかったのではないでしょうか。

入り口あたりにあったコンテナの中では、会場およびラジオ、YouTube配信で司会をするFMとまこまいのメンバー、下山結愛(ゆうあ)さんと伊勢康伸(ちゃぼ)さんがスタンバイしていました!

打ち上げ時間が迫る19時頃になると、一気に会場へ来る方々も増え、誘導の方々の手も休まることを知らない状態に!
そして天候の関係で予定より10分ほど打ち上げ時間を遅らせ、いよいよ花火がスタートしました!

花火の撮影というのは…難しいものですね!
これからプロの方々の写真や動画などたくさんSNSに上がってくると思うので、素敵な花火の写真は他の方々のものを探してみてください☆
また、会場に来られなかった方でも、ラジオやYouTubeのLIVE配信などで楽しめたのではないでしょうか。

百年花火は、花火と音楽との融合も見どころのひとつ。
花火師の方々もそうですが、音響や撮影などひとつひとつのパートを支えているスタッフ、警備、ボランティアを申し出てくださった方々などたくさんの方々の努力がありながらこの花火大会が無料で開催されることのありがたみをじかに感じることができました。
近年原料費や人件費などの高騰や環境、近隣住民との調整難などから全国的にも花火大会自体が中止に追い込まれたり縮小している実態があります。
ここ苫小牧市でも他の地区と同様に、2022年までは「北海道新聞社」主催で行われていたものの継続が困難になったといういきさつがあります。
その際に「市民が楽しみにしている花火を途絶えさせてはいけない」と立ち上がったのが現在の主催である市民の有志団体「苫小牧タウンマネジメント」や「苫小牧民報社」など現在の実行委員会の方々です。
また、この規模の花火大会が有料観覧席とせず、毎回無料で開催することも「市民のみんなに花火を見てもらいたい」との実行委員会の想いがあるからだそうです。

毎年、天候に泣かされることが続いている百年花火ですが、実行委員会の方々の尽力、協賛してくれる企業の方々、そして近隣の住民の方々の協力があってこその花火大会。
少し長くなってしまいましたが、このまちに花火が上がることが当たり前ではないことを肌で感じられる密着レポートとなりました。
この先も、名前のごとく百年先もずっと苫小牧に花火大会が続くことを願わずにいられません。